2012年10月24日
現在、京都芸術センターでは「放下鉾と保昌山の美術工芸品」展を開催しています。各山鉾町が所有する祭りの道具や飾り類の美術工芸品を錺職人の技という観点から順に紹介されており、今回はこの橋弁慶町からも近い放下鉾と保昌山の美術工芸品の展示です。今年新たに制作された物もあれば、文政年間より使われている物もありますが、どれも保存状態が良く綺麗で、繊細な刺繍や手の込んだ金具類を間近に見ることが出来ます。
会場となっている京都芸術センターの大広間も、もともと明倫小学校の広間だった広い和室で、天井の豪華な造りなど一見の価値があります。ただし、こちらの展示は明日25日(木)まで。お急ぎ下さい。
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2012年10月23日
京都イノベーションオフィスは、京都芸術センターのお隣に建っています。でも入口は全く別方向にあるので、背中合わせに建っているという表現が正しいでしょうか。窓を開けていると、時々音楽や演劇を練習されている声が聞こえてきます。
この場所、実は元は小学校でした。少子化により平成5年に学校統合により閉校となった明倫小学校です。明倫小学校は京都の呉服問屋が集まる室町筋に位置しており、その呉服問屋をはじめとする地域住民からの寄付によって明治2年に開校しました。多額の寄付により、京都市内でも屈指の豪華な校舎だったそうです。昭和6年に現在の近代的な鉄筋コンクリートの建物に建て替えられた時も、東洋一の小学校と言われました。この小学校が廃校になったあと、平成12年にその跡地と校舎を利用して、京都芸術センターが京都の芸術文化発信の拠点として開設されました。芸術活動支援、芸術に関する情報の収集・発信、「アーティスト・イン・レジデンスプログラム」実施、芸術家と市民の交流促進などを行っています。
でもこの芸術センター、あまり活発に活動している様に見えません。展覧会などを覗いても、訪れている人は少ない様に感じます。もともと近隣住民が建てた学校なのだから、下京区の修徳小学校の跡地の様に市立図書館や集会室を作って、もっと地元民が集える施設にして欲しかった気がします。
この建物の階段室の意匠は祇園祭の鉾をモチーフにしたと言われているにもかかわらず、祇園祭の期間中は固く門が閉ざされていました。せっかく歴史的にも価値のある施設です、もっと多くの人が気楽に訪れる場所になって欲しいものです。
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2012年10月22日
本日10月22日には祇園祭、葵祭と並び京都の3大祭のひとつである時代祭が催されます。時代祭は平安神宮の創建と平安遷都1100年を奉祝する行事として、明治28に始まった平安神宮の大祭です。桓武天皇が794年に長岡京から平安京に都を移された10月22日に毎年行われています。つまり、今日が京都の1218回目の誕生日ですね。
行列は明治維新から始まり、江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦と遡り、8つの時代を20列2000名で構成します。著名な歴史上の人物が大勢登場し、京都の歴史を学べます。1万2000点におよぶ調度、衣裳、祭具も綿密な時代考証を重ね、京都の伝統工芸技術の粋を集めて復元されたもので、一見の価値があります。
行列は12時に京都御所建礼門前から出発し堺町御門、烏丸丸太町、烏丸御池、河原町御池、河原町三条と巡り、三条神宮道を北に進み平安神宮へと向かいます。この方面に来られる方は是非行列をご見学下さい。
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2012年10月21日
今週水曜日にまたシルクホールで映画の上映会があります。今回の映画は三船敏郎・石原裕次郎制作・主演の「黒部の太陽」です。
昭和30年代日本の電力不足を解消するため、関西電力が当時の資本金の5倍に当たる513億の巨費を投じ北アルプスの山中を貫くトンネルの掘削をし、、死者171人も出して世紀の難工事と言われた黒部ダム建設の物語です。石原裕次郎が遺言で「大型スクリーンでしか見せないでほしい」と言ったとされ、テレビでもほとんど放映されず、実に44年ぶりの公開です。 黒部ダムは今後250年は機能すると考えられている水力発電用のダムで、発電方法が議論される今の時期興味あるテーマです。収益は東日本大震災で被害に遭われた方々へ寄付されます。
開催場所は四条烏丸の産業会館8階のシルクホールです。上映は10月24日水曜日の10時からと14時からの2回のみです。途中15分の休憩をはさみ、全体で3時間30分です。
映画をご覧になった後は、産業会館から徒歩5分の京都イノベーションオフィスに是非お立ち寄りいただき、感想などお聞かせ下さい。
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2012年10月20日
す、すごい神社を発見しました。その名も御金神社です。いかにもお金が貯まりそうな「おかね」神社ではなく、上品に「みかね」神社と呼びます。中京区の西洞院通御池を上った住宅街にある小ぢんまりとした神社です。日本で唯一お金を祭る神社だそうで、競馬競輪の勝利、宝くじ等の当選、株・証券・不動産等の資産運用の成功といったことを願う絵馬が大量に奉納されています。で、何がすごいのでしょうか?こちらの神社はその名前からして銭ゲバ神社かと思いきや、人を信頼し情けを施すとても慈悲深い神社だったのです。まず境内では絵馬やお守りを販売されていますが、そこに人はおられず「ご志納(代金)は賽銭箱か黒の箱へお納めください」との張り紙が。無人野菜販売所と同じ方式ですね。100円の野菜と違って1000円する物もありますが、いくら神様の前で悪いことはやりづらいとはいえ人を信頼されているのですね。もしお金をいれない人がいたとしても、その分は神様の施しとでも考えていらっしゃるのでしょうか。
さらにすごいのが祭りの屋台。10月第一日曜日が例祭で、それからずっと神社の前に屋台が出ているのですが、なんとそこに並んでいる品々は無料で、もってけ泥棒状態です。この不景気の時代になんたる太っ腹!写真では金魚の姿は既になく(ざりがにはいます)、お面も限られた種類がすきまだらけで並べられているだけですが、これは祭が始まって10日以上経って撮った写真です。もともと金魚は沢山泳いでいたし、お面もぎっしり並べられていました。
ここでタダで金魚救いやざりがに釣りをし、お面をもらっていった子供たちは、きっと大人になったらいっぱいお賽銭を納めてくれることでしょう。殺伐とした事件の多い昨今、こうしてまず信頼から始まっている人間関係って良いですね。社寺の在り様、我々一般人の心の持ち方について考えさせてくれる神社です。
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2012年10月19日
昨日スタッフが常駐では無いと記しましたので、セキュリティー面での運営に不安をもたれた方もいらっしゃるかと思います。でも、ご安心下さい。京都イノベーションオフィスのセキュリティは万全です。
この写真の様にシェアオフィス入口には電子錠を設けています。この鍵はフェリカカードによってコントロールされており、登録したカード以外をタッチすると「エラーです。」と拒否されてしまいます。この電子錠はすぐれもので入退館の時間設定、期間設定が可能です。そのため会員の方でもご自身の会員種別以外の時間帯の出入りは出来ず、退会後はお持ちのカードが即使用不能となります。通常の鍵は簡単に複製を作成出来、紛失されればドアの錠そのものの交換が必要になりますが、この電子錠に限ってはその必要がありません。また通常こうしたレンタルオフィスで多い暗証番号式ですと他人に教えたり、知られたりしますと誰でも入れてしまいますが、そうした心配もありません。このカードリーダーシステムは警備会社とつながっており、先日もうっかり誤作動させたら数分で警備員の方が駆けつけて来られました。
また夜間はビル自体のシャッターも閉じられるため、一般の方は出入り出来ません。ですからスモールオフィスに入居された方も、24時間安心して共用部分も含めてお使いいただけます。
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2012年10月18日
京都イノベーションオフィスでは、皆様のお声を出来る限り反映してより多くの方にご満足いただける運営を心掛けております。今回、ご見学者様からの平日昼間だけ使いたいとのご要望を受け、デイタイム会員を新設しました。
デイタイム会員のシェアオフィスのご利用時間は平日午前9時から午後6時まで。フル活用されれば一日あたり9時間、週合計45時間使えるプランです。(ただし、祝日は除きます)。このシェアオフィスに登記することも可能(料金別途)ですので、自社スペースとしてのご利用も可能となりました。
さて、気になるデイタイム会員の会費ですが月々わずか税込8、400円です!しかも、会議室のご利用は1回2時間まで無料、同席される方のビジター料金も不要です。会議室は通常もう少し設備は整っているかと思いますが、1時間あたり1、000円は徴収されますので、週1回2時間の会議をされれば、それだけで元が取れる計算です。
この会費ではたぶん通常の事業とししての採算は合わないと思います。これを可能にしているのはこのレンタルオフィス・シェアオフィスがビルオーナーの運営で家賃が発生していないこと、自社の職員が運営にあたり、このシェアオフィス事業のための人件費が発生していないことによります。そのため、スタッフが常駐では無いことにはご理解をいただきたいと思います。もちろん、事前にご予約いただければご見学時、ご入会時にはスタッフが立会い、緊急連絡用の携帯電話番号もお伝えします。
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2012年10月17日
自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律、通称自転車法をご存知ですか?これには利用者の責務として、法令を遵守し歩行者に危害を及ぼさないよう安全利用に努める、自転車等駐車場以外の場所に自転車を放置しない、防犯登録を受ける、の3点が定められています。

京都市は世界一美しいまちの実現を目指し、この法律にのっとて毎日放置自転車の撤去を行っています。自転車を置いた理由や時間、曜日にかかわらず、利用者がその自転車から離れてすぐに移動できない状態であれば「放置」となります。もし自転車が撤去されたら、その返還に際し自転車で2、300円、原動機付き自転車で4,600円の撤去保管料を支払う必要があります。最近自転車の盗難も増えていますが、例え盗難にあった自転車でも同じです。ただし、撤去日の前日までに警察署で被害届が受理されている場合は、この撤去保管料は免除されます。盗難にあった自転車はどこかで放置される可能性も高いと思われます。万が一撤去されても撤去保管料を請求されることの無い様、もし自転車が盗まれたらすぐに警察に被害届を提出しましょう。
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2012年10月16日
京都イノベーションオフィスでは、11月10日
『目から鱗のfacebookセミナー』を開催します。
この講座は『目から鱗のfacebookセミナー』個人ページ&facebookページ 基礎編と有効活用編の2部構成です。
日時: 11月10日土曜日 13時~15時 (第1部)、15時30分~17時30分(第2部)
開催場所: 京都イノベーションオフィス
第1部: 『目から鱗のfacebookセミナー』個人ページ&facebookページ基礎編
一般社団法人自立経営推進機構POIMが送る facebook有効活用法!
本当の有効活用方法を初期設定から丁寧にお伝えします。
facebookは決して難しいものではありません。この機会に理解し活用してみませんか?
第1部内容:
☆初期設定
☆いいね!・コメント・シェア・メッセージとは?
☆個人ページ・facebookページ・グループページ・イベントページとは
☆facebookページの作り方
☆スポット登録&チェックインの重要性
第1部講師: 百津勝美氏 アユート株式会社
スワロフスキー加工・楽しい仕掛けで・新規集客・販促・リピーター作り 面白情報発信地
https://www.facebook.com/aiuto.jp
第2部: 『目から鱗のfacebookセミナー』個人ページ&facebookページ 有効活用編
・facebookの使い方セミナーではありませんので最低限の使い方はマスターしてご参加頂くか、一部からご参加くださいますようお願いいたします。
・マーケティング、情報統合戦略の観点からfacebookの有効活用を伝授します。facebookに対する目から鱗の考え方・取り組み方と裏付けのある具体例の超実践セミナーです。
・ノートパソコンを持参されることをお奨めします。(スマホ、タブレットでも可)
こんな方にお勧め・・・
1.クライアント獲得が急務な「士業」の方。
2. SOHOビジネスをやっている(始めたい)方。
3. 企業内起業を考えていらっしゃる方。
4. 現在のビジネスに行き詰まりを感じ始めている方。
5. 現状打開のヒントを求めている方。
第2部講師: 吉川秋芳氏 一般社団法人自立経営推進機構POIM代表理事、
㈱エル・ディ・シー代表取締役社長「世界一のビジネスシェルパ」
吉川秋芳氏は2012年1月9日からfacebookを始め
・お友達1,843名(2012年9月29日現在)
・クラウトスコア最高75(2012年9月29日現在74)
・2012年4月スタートの一般社団法人自立経営推進機構POIM facebook page「いいね」835を獲得した中高年facebookの星です。是非ご期待ください。
参加費用:
第1部又は第2部のみ参加 4,000円 (以下のアクションで3,000円)
(チェックインで500円OFF、POIM Facebookページにいいね!していただくとさらに500円OFF )
http://www.facebook.com/poim.or.jp
第1部・第2部 通してのご受講は 6,000円 (チェックイン&いいね!していただくと5,000円)
お申し込み:
下記内容をご記入の上、
mailto:info@ki-office.co.jpにメール送信してください。
会社名
氏名
職業・職種
電話番号
メールアドレス
参加: 一部のみ、二部のみ、一部・二部共
無料個人相談: 必要、不要
先着順、定員(10名)になり次第締め切らせていただきます。
お問い合わせ: 担当 西村まで 090-7101-1854
イベント・セミナー情報 | 11:00 AM | comments (x) | trackback (x)
2012年10月15日
10月13日 京都中小企業家同友会第15回京都経営研究集会に出席してきました。
今年度のテーマは、「大転換の時代にあっても事業の強化・発展をめざす!」です。
私自身は初参加ですが、京都壬生にある京都産業大学むすびわざ館大ホールで501名の出席者を迎え盛況の中の開催でした。
京都大学大学院経済研究科公共政策大学院教授・院長の岡田知弘先生から「地域経済の再生と中小企業の使命・役割」を演題としてご講演いただきました。
日々のニュースでは、グローバル企業の動向がほぼ毎日のように報道されており、そのことが私たちの生活に大きく影響していると錯覚している。しかしグローバル企業のもたらしたものは、利益を大都市に集中させ、法人企業所得と役員報酬を増やしただけで、日本の雇用者報酬は減少する一方であったとのこと。地域が豊かになるとは、住民ひとりひとりの生活が維持され向上することであり、それは「地域内再投資力」の量的質的形成が必要である。つまり地域内の企業、商店、協同組合、NPO、そして地方自治体が毎年、地域に再投資することで、仕事と所得が生まれ、生活が維持、拡大されるサイクルが生まれるのである。このように地域経済の持続的発展は、中小企業と地方自治体が鍵を握っているとのことでした。
特に興味深かったのは、東日本大震災で被害を被った中小企業の復興にあたり、中小企業家同友会のネットワークが大きく貢献していることを実例を通してご紹介していただいたことでした。
京都イノベーションオフィスも単にスモールオフィス、レンタルオフィス、シェアオフィスの事業を提供するのではなく、地域経済の発展のため、積極的に地域に投資していきたいと感じました。
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