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京都の街を歩いていると、よく見掛けるのがせっかく通りに面しているのにそこに扉も窓もほとんど無い四つ角のお宅。もちろん一方にはちゃんと扉も窓もありますが、もう片方の壁面には扉はなく、窓があったとしても小窓がひとつといった具合。1階に窓を設けると人に覗かれやすいなどの難点もありますが、2階に採光のための窓すら無いのは不思議でした。

でも、橋弁慶町の古文書に書かれているある事件についての話を聞いて、私なりの答えをひとつ導き出しました。(間違っているかもしれませんが...)その話というのは蛸薬師通りと室町通りの角にあるお店の話です。そのお店が町会に属している町ではなく、別の町である橋弁慶町の蛸薬師通側に棚を設けようとして裁判沙汰になったというもの。

開口部は当然人の出入りがあり、棚などは商売をして道を使いお金を稼ぐ訳で、通常は自分が属している町内に設けるというきまりだったのでしょう。当然自分が属する町内の町会費は払っている訳で、町内会と日々の営みが密接に関わり合っていたのですね。この件は、当事者が橋弁慶町に金銭を払うことで解決した様です。

現代ではそんな決まりはなく、建て替えられたと思われる新しいお宅にはちゃんと両サイドに窓が設けられていますね。
街づくり | 08:39 AM | comments (x) | trackback (x)

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