KIO会員<株式会社ルートセブンオートモーティブ>様の紹介です。
株式会社ルートセブンオートモーティブ
山川 達也 様
職業: 自動車技術コンサルタント業
受託開発(少量生産に特化した車づくり)
HP : https://route7automotive.jp/
【お仕事の内容を詳しく教えてください。】
主に自動車を始めとするモビリティ開発のお手伝いをさせて頂いております。
特に、少量の量産や1台限りのプロジェクトに最適なソリューションを提供することをミッションとしています。
具体的には、カーエレクトロニクスや車両の熱マネジメントといった分野の開発について、
部品メーカー等に向けたコンサルティングやプロジェクトマネジメントを請け負う業務をメインに進めております。
【現在の職業で起業されたきっかけ、動機など】
小さい頃から車が大好きで、将来は大手メーカーでスポーツカーの開発をする!というのが夢でした。
大手メーカーを2社経験し、先端技術の開発や量産車開発を経験するも、
何か自分のやりたかったことと違うと感じ、電気自動車を作る20人規模のベンチャーへ転職。
数十人規模のベンチャーがEVスポーツカーを作るという夢のあるプロジェクトでしたが、
この開発を通じて様々な壁にぶつかりました。
メーカーが部品を売ってくれない、開発費が高く回収できない、
システムを開発してくれる業者が見つからない等、少量で自動車を作ることの難しさを実感しました。
そんな経験から、今までの自動車開発とは違うやりかたで、
少量生産に向けたソリューションを提供したいという思いから、会社を設立致しました。
【前職からの経験などで現在生かされているスキルなどあれば教えてください。】
大手OEMでは、プラグインハイブリッドの冷却システム開発、エアコンシステム開発等、
またベンチャーではEVにおける車両全体の熱マネジメントや、電気電子システム開発を幅広く行ってきました。
そこで培ってきた開発のプロジェクトマネジメントといった上流部分から、
実際のCAD設計やC言語を使ったマイコン開発といったスキルも活かしていければと思っています。
【この業界全体が発展していくために必要な事は何だとお考えですか。】
日本の自動車業界は、大量の自動車を高品質かつ
低いコストで製造する技術においては世界最高であると思います。
しかし現在の自動車業界は、電動化、自動運転、シェアリングやサービスとしてのモビリティなど、
今までの作り方では通用しない大きな変革を求められています。
また日本では超高齢化社会を迎えるにあたり、
パーソナルモビリティなど移動の自由を提供する手段も必要になります。
こういった車両は全て10万台も100万台も製造するような車両ではなく、
今までの生産方式ではビジネスになりません。
従って、少量でもリーズナブルに開発できる解決策を提供していくことで、
多種多様なモビリティを世の中に生み出すことが可能となり、
多くの人に移動の自由、楽しみを提供することができると考えています。
【自身の今後の目標があれば教えてください。】
同じ志で、専門分野が異なる仲間が同じように京都で会社を設立しており、
その仲間と共に、日本で少量生産のクルマ作りができる文化を作っていくことを目指しております。
京都いのべーしょんオフィスでは、多様な業種の方がいらっしゃいます。
異業種の交流は勿論、同業者の情報交換も行えます。
是非、お問合せ・ご見学お待ちしております。
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